2014 年 9 月 のアーカイブ

甲府の街で工房見学〜印傳の山本さん編〜

2014 年 9 月 18 日 作成者:安井武史

さて、甲府の街に来ました。ここは自分に取っては思い出深い地で、以前みつる工芸の社員旅行で訪れたときもここ山梨の方には大変よくして頂いた記憶があります。

今回は出張の日程の都合上、1日まるまる甲府で予定が空いたので観光気分でたのしんでいます。そして以前から一度見学したかった甲州印傳の工房にお邪魔することに決めました。

職人仲間で、普段からいろいろお世話になっている印傳の山本さんの工房へおじゃましました!

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突然の訪問にも関わらず、ご家族みんなで歓迎して頂き工房を見学させて頂きました。

 

そもそも印傳(いんでん)とはざっくり言うと鹿の皮に漆で模様を施したものです。山梨県の工芸品として「甲州印傳」が国により伝統的工芸品に指定されているそうです。

漆の模様は伊勢型紙が使われます。みつる工芸でものり置きのときによく使うものです。

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保管方法も、状態もすごく良く感心させられました。この保管方法はウチでも取り入れたいなあ(笑)

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その次に案内されたのは、むろという場所。湿度が高く保たれた部屋で、漆の硬質化?というのでしょうか、とにかく漆が固まる際に水分が大事なのだそうです。温度はそこまで高くないのですがムシムシした湿度の高い部屋でした。職人さん曰く、「昔からカビの生えるようなむろは良いむろとされていた」とのこと。

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そして次はお待ちかね、うるしで柄を入れる行程です!

「安井さん、さっきの伊勢型紙から好きな柄をもってきてください」とうれしい指令が(笑)
かっこいい柄を見つけたのでお渡しして、さっそく実演してくれることに。

新聞紙やマスキングテープを使って入念に位置合わせをして、、、

IMG_7606 IMG_7608漆を付ける工程です。

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染色ののり置きは、強すぎず弱すぎずの微妙な力で置いていきますが、印傳は結構その力加減がのりの場合より強めなんだなというのが第一印象でした。

そして漆の行程が終わったものがこちら。

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柄は武田菱に風林火山!!甲府らしくてかっこいい柄ですよね!そして色合わせも迫力満点の黒地に赤。

最後は社長直々に鹿革のご説明をして頂きました。

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社長曰く「革を見ただけで産地がわかるぐらいでないと一人前とは言えないよ。10年〜20年では無理だろうね。30年はかかる。」

ほんっと奥が深いんですね。20年キャリアがまだまだ若造の世界!本当に勉強になりました。

 

みつる工芸 安井武史


あべのハルカス 職人モノ展

2014 年 9 月 11 日 作成者:新實飛雄

みつる工芸の新實です。

8月は京都も雨ばかり、春、梅雨、ちょっと夏、梅雨、秋、、、。
そういえば夏らしい日がなかったような、、、。

とはいえ、9月に入ってからは天気も良く、
清々しい日が続いている今日この頃。

本日11日〜17日まであべのハルカスで開催されている
職人モノ展にみつる工芸も出店しています。

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バックやスカーフ、Tシャツなどを柿渋で染め上げた
独特の茶色や草木染めの優しい色は秋のコーディネートに
ピッタリです。

お時間のある方は是非お越し下さい。

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