店名 | 麻と柿渋染め・草木染めのみつる工芸 |
会社名 | みつる工芸 (安井武史) |
住所 | 〒601-1248 京都府京都市左京区大原草生町60 |
電話番号 | 075-744-2069 |
FAX番号 | 075-744-2059 |
メールアドレス | info@kakishibuzome.com |
営業時間 | 9:00~17:00(日曜・祝日定休) |
取扱製品 | 1:インテリア商品・衣類製造販売 2:テキスタイル業 3:染色下請業 |
みつる工芸の歴史
みつる工芸は、平成7年に生地卸商として誕生しました。当時は、麻生地を京都の呉服問屋街である室町界隈や帯づくりで有名な西陣周辺、そして染め工房や手芸屋に卸していました。その後、店舗用のれん製造業(印染め)からインテリア・座布団・タペストリーなどの多彩な製品展開を行ってきました。
自然に囲まれた京都大原という土地柄、ごく自然に、回りにある自然を染色に使用使っていきました。家族全員(田舎育ちですので、、、)山に入って山菜を採ったりするのは得意でしたし、それが食べられる草木から染色に使える草木に変わっただけでした。
天然の染色に特化した染め工房になったのはその頃で、
柿渋染めもその頃からスタートし、渋柿をつぶしては夏の終わりにつけ込み、 次の年に使うといったサイクルだったのですが、受注に追いつかず、またより高品質の柿渋を求めて 南山城地方(現在の京都府相楽郡、綴喜郡のあたり)産を使うようになりました。この南山城地方産の柿渋による柿渋染めがとてもよく、いい発色と使い古しても色落ちが少ないものができました。 柿渋のタンニン含有量が素人が醗酵させたものとは全然違うとのことでした。
京都大原には、染色で大量に使う水についても良い環境が整っています。山水を各戸に引き入れ、 生活用水として使うシステムが太古より伝わっており、今でも大原では水道水と山水両方が使えるお家が多いです。 わが家にも山水が引き入れられていました。これにより、水道水に多く含まれる消毒の為の成分などとは 無縁のよりクリーンな水元が可能になりました。防染のりなどの強固なのりは近くの小川に晒して のりを落としています。山水は草木染めの素材を煮出すときにも重宝します。染浴にきれいな水を使うことでより鮮やかな発色になりました。
みつる工芸はより良い色、より色持ちも良い染色を求めて今後もまだまだ追求していきます。