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新参者

いつもみつる工芸のブログをお読みいただいている皆様、ありがとうございます。
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ブログ上ではありますが、皆様とはお会いするのが初めてなので、ご挨拶させていただきます。
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この度みつるクルーに新規加入させていただいた、五十嵐 と申します。
これから皆様にもこのブログ上やらで度々お会いすると思いますので、どうぞ、よろしくお願いします。
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それでは、まいりましょう!
僕にとってはクリスマスよりも聖なる一大イベント、「ブログ初投稿」です。
大らかな心で どうぞ最後までお付き合いください。
初回につき、15分延長でお送りします。
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先日の出来事を書きたいと思います。
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はるばる中国から、3人の女性が、ここ、京都は大原の山奥の工房まで、見学に来てくれた。
僕にとっては、遠く海外からこの山村の奥に佇む工房に足を運んでくれる機に触れるのは初めてで、それだけで、なんだかワクワクした。
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みんな笑顔がとても素敵で、工房やアトリエを案内しながら、暮らしのこと、染めの技法のこと、染料のこと、自然のこと、お互いの文化のこと、、様々な話題で談笑した。
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彼女たちは日本の”職人 ”をとてもリスペクトしていて、やはり日本のものづくりに心を傾ける人々は、世界的に見ても水準の遥かに高い仕事をしているということ、そしてそれらは単に精緻であるとか、技術が優れているとかいうことだけではなく、つまりは「精神」に依るものであることを改めて感じさせてくれたのです。
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彼女たちが少しでもいい時間を過ごせるように、僕は一生懸命案内や説明をし、僕自身もその時間を全力で楽しんだ。
彼女たちもそれに呼応するように、少女のように興奮して喜んでくれた。
それが、純粋にとても嬉しかった。
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考えてみると、自分が小さいころから慣れ親しんだ当たり前のものじゃない、その枠を越えた全く新しい体験や出会いに心を躍らせ、眼を輝かせるというのは、とても自然なことなんだ。
僕の場合も、今までの自分が壊れるくらいの鮮やかな体験はいつも、自分のまわりにある当たり前の暮らしや文化、価値観とは全く異なるものとの出会いだった。
自分の感覚が更新されるみたいに、新しい出会いをすることで、自分自身も新しくできる。
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アジアの大国から来てくれた あの彼女たちにとっても あの日 あの時間 がそんなふうな経験になっていたら いいな。 なんて。
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でも 帰るときに これ以上ないくらいの笑顔を 彼女たちはしてた。
見えなくなるまで 手を振ってくれた。
それだけで 僕たちがここにいる意味を 感じることができて
彼女たちはもちろん それを見送る僕らスタッフみんなも ほんとうにシアワセだったんじゃないかと おもう。
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互いが見えないコミュニケーションである「通販」が主流の時代に、こうやって足を運んでくれて色んなことを話して 製品が生まれた背景や込められた思いなど色んな事を知ってくれた上で ものを買って頂いて 相手の目を見て 手渡しをして 喜びをわかちあって。
そんな時間が、とても愛おしかった。
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なにかが、溶け合っていた。
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目の前にいる人をHAPPYにできずに インターネットでつながる遥か遠くの人をHAPPYになんて できるわけない。
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何が言いたいかって
スタッフの心が自然と一つになって他の誰かを想い もてなす姿 それ自体が とても美しくて 本当にいいチームだなあ と。
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仕事とかじゃなく、ひととひとの関わりの中に、光がみえた。
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みなさまも是非、本社工房へふらりと足を運んでみてください。
運が良ければ、その光が見れます。(笑)
スタッフ一同、お待ち申しております。
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これからもどうぞ、みつる工芸をよろしくお願い致します^^
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                                                                                みつる工芸 五十嵐

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